現場の声

障害者福祉の仕事で人間関係を見極めるコツ3選

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ながたくん

良い職場を見分ける方法を知りたいな

ちゃっぴー

10年以上、障害者福祉の現場で働く僕が
いい職場の見極め方を教えます!

障害者福祉の仕事に興味がある方に向けて、仕事を辞める理由の一つである職場環境について、いい職場の見極め方をお伝えします。

障害者福祉の仕事を始める前に知っておきたい!辞める人の理由を解説 ※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。 ながた君 障害者福祉の仕...

まずは、障害者福祉の仕事とは何かを簡単にお伝えします。障害者福祉の仕事とは、身体・知的・精神的な障害を持つ人々が自立した生活を送るために必要な支援を提供することを指します。具体的には、以下のような業務が含まれます

  • 日常生活の支援:食事、入浴、排泄などの介助を行います。
  • リハビリテーション:身体機能や認知機能の向上を目指した訓練をサポートします。
  • 生活指導:日常生活における問題解決やスキル向上のための指導を行います。
  • 社会参加の支援:地域活動やレクリエーションの参加を促し、社会とのつながりを支援します。

この様な仕事をする中で、職場の人間関係が原因で障害者福祉の仕事を辞める人が多くいます。今日は事前に職場の人間関係を見極める3つのポイントをお伝えします。
このポイントを事前に確認することで、自分に合った職場環境を見つけ、長く続けられる環境を整えることができます。

職場環境を見極めるため3つのポイント、それは「職員同士が友達のような言葉遣いになっていないか」「情報共有がしっかり行われているか」「職員が利用者と積極的に関わっているか」の3つです。働く前に職場体験を通して、このポイントにも注意して職場を選択してほしいです。僕の体験も踏まえながら、これらのポイントがどのように影響するのかを詳しく見ていきましょう。

1.職員同士が友達のような言葉遣いになっていないか

職員同士が友達のような言葉遣いをしている場合、職場の秩序や専門性が欠けている可能性があります。例えば、業務中にフレンドリーすぎる言葉遣いが多いと、仕事の進行に支障をきたすことがあります。僕の職場では、利用者さんも大人なので、一人の大人として接する事が求められます。そんな中、職員同士でタメ口で話している人は利用者さんにも同じ様に話しかけて、利用者さんを子供扱いしている様に感じる事もありました。また、職員同士がタメ口で話していると、一見仲が良さそうに見えますが、いざ何かを決めるときに気を使って言いたいことが言えない、といった話も聞きます。同僚で中が良いのは良いことですが、フレンドリーすぎるな、と感じる職場は気をつけたほうが良いかもしれません。以下が気をつけるポイントです。

  • ミーティングでの様子:ミーティング中に適切な敬語や業務用語が使われているかどうかを観察します。例えば、「〜さん」「〜さん、〜してください」などの丁寧な言葉遣いが基本です。
  • 日常のやり取り:日常の業務中にも、友達のような砕けた言葉遣いが多いかどうかを確認します。専門的な環境では、適度な緊張感と秩序が保たれています。
ちゃっぴー

フレンドリーな職場は良いですが
大切なのは支援をしっかり出来ているかです

2.情報共有がしっかり行われているか

職場での情報共有がしっかり行われているかは、業務の効率と質に直結します。情報が適切に共有されないと、ミスや業務の重複が発生しやすくなります。僕の職場でも日々の中での会話や会議を通して情報共有をしています。引き継ぎの為の方法など仕組みが整っている職場では、業務がスムーズに進み、ストレスも少ないことと実感しています。逆に仕組みが整っていない職場だと、ラインでその都度情報が送られてくるなど、休みの日にも働いている気がする事にも繋がります。職員集団で利用者さんを支援するので、一人が分かっていてもみんなで共有できていないと良い支援は出来ません。職場内のチャットで共有出来たりデータで記録しているなど、情報共有するための仕組みは大切です。以下が気をつけるポイントです。

  • 定期的なミーティング:定期的にミーティングが開催されているか確認します。週に一度の全体ミーティングや、毎日の簡単な朝礼などがあると情報共有がスムーズです。
  • 業務報告書やメモ:業務報告書やメモがきちんと管理されているか確認します。例えば、共有フォルダや専用の業務ノートがあり、誰でもアクセスできる状態になっていると良いです。
  • 共有ツールの利用:情報共有のためのツールが利用されているか確認します。これにより、情報の流れが一元化され、見落としが減ります。
ちゃっぴー

仕組みが悪いと効率的に仕事が出来ず
残業も増えてしまいます

3.職員が利用者と積極的に関わっているか

利用者さんとの関わり方は、福祉の現場で働く上でのやりがいや達成感に直結します。職員が利用者と積極的に関わっている職場は、職員自身も働きがいを感じやすい環境です。僕は5施設ほど見学した経験がありますが、利用者さんとの関わりが積極的に行われているかどうかで職場の雰囲気が大きく変わっていました。職場によっては職員同士がおしゃべりに夢中で利用者さんが置いてきぼりになっている事もありました。その様な現場では、職員の気持ちが第一になるので、利用者さんと一緒にしたい取り組みがあっても、職員が「そんな事しなくてもいいやん」という雰囲気になりがちです。利用者さんと積極的に関わっていたり、よく見ている人が多い職場は、利用者さんを第一に考えるので、結果として楽しい取り組みなども生まれやすくなります。気をつけるポイントは以下です。

  • 日常の関わり:職員が利用者の日常生活にどれだけ関わっているか観察します。例えば、食事の介助やリハビリのサポート中に職員同士で話して利用者がおいてきぼりになっていないか、などです。
  • コミュニケーション:利用者とのコミュニケーションが円滑に行われているかを確認します。特に少しの空き時間がある時などでも利用者の話を親身になって聞き、適切な返答をしているかどうかです。
  • 柔軟な対応:利用者の状態や状況に応じた柔軟な対応ができているかを確認します。例えば、利用者の急な体調変化にも迅速に対応し、適切なサポートを行っているかどうかです。
ちゃっぴー

職場見学に行ったときに職員の関わりをみると
職場の雰囲気が分かりますよ

ながたくん

フレンドリーな職場が良いけど
フレンドリーの質に注意しないといけないね

まとめ

職場環境を見極めるためには、実際に職場体験を通じて現場を観察することが重要です。特に以下の3点に注目することで、自分に合った職場環境を見つける手助けになります

  1. 職員同士が友達のような言葉遣いになっていないか:適切な言葉遣いが保たれているか。ミーティングや日常のやり取りで、敬語や業務用語が使われているかを確認しましょう。
  2. 情報共有がしっかり行われているか:定期的なミーティングや業務報告書、共有ツールの利用が整備されている職場は、業務がスムーズに進みます。情報共有の仕組みがしっかりしているかを確認しましょう。
  3. 職員が利用者と積極的に関わっているか:利用者の日常生活への関わり、コミュニケーション、柔軟な対応が行われているかを観察します。職員が利用者に親身に対応している職場は、やりがいを感じやすい環境です。

これらのポイントを確認することで、良好な職場環境を選び、障害者福祉の仕事を長く続けるための基盤を作ることができます。

福祉の仕事に興味がある方は、ぜひ一度施設の見学や職場体験に行ってみてください。実際の現場を知ることで、自分に合った職場環境や働き方を見つける手助けになるはずです。特に、職員同士の言葉遣い、情報共有の状況、利用者との関わり方に注目してみましょう。これらのポイントをしっかり確認して、自分にぴったりの職場を見つけてくださいね。

ちゃっぴー

障害者福祉の仕事はやりがいのある仕事です
人間関係で辞めてしまうのはもったいないので
自分にあった職場を、職場見学を通して見つけて下さいね