障害者福祉の基本

人見知り必見!コミュニケーションが苦手でも障害者福祉の仕事が出来る理由を解説!

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ながた君

障害者福祉の仕事は人との関わりが大事だから
人見知りの僕には難しいかな?

ちゃっぴー

人見知りさんでもだいじょうぶです
なぜなら10年以上働いている僕も
人見知りだからです

「障害者福祉の仕事に興味はあるけれど、人見知りでコミュニケーションが苦手…。そんな私でも本当に大丈夫なのだろうか?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
その心配は無用です。
私自身も人見知りでコミュニケーションが得意ではありませんが、障害者福祉の現場で10年以上働き続けることができています。
その秘密は「聴く力」にあります。コミュニケーションが苦手でも、聴くことを意識することで、障害者福祉の現場で大いに活躍出来ます。
本記事では、なぜ聴く力が重要であり、それを活かしてどうやって仕事を成功させるかについて詳しく説明します。

障害者福祉の仕事とは?

障害者福祉の仕事とは、障害を持つ方々の日常生活を支援し、彼らの生活の質を向上させることを目的とした仕事です。具体的には、日常生活のサポートや社会参加の促進、医療やリハビリの支援など、さまざまな活動が含まれます。

障害者福祉の仕事の魅力!10年以上働いたからこそ分かる各施設と職員の役割 ※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。 ながた君 障害者福祉って...

障害者福祉の現場では、利用者さんとの信頼関係が非常に重要です。この信頼関係を築くためには、コミュニケーションが欠かせません。コミュニケーションが苦手な人にとっては、この点がハードルに感じられるかもしれませんが、実際には「聴くこと」が大きな役割を果たします。

聴く力の重要性

障害者福祉の仕事では利用者さんのニーズや気持ちを正確に理解する事が大切です。コミュニケーションが苦手な人は、何か話さないといけない、と考えていませんか?僕もそう考えていました。しかし、現場で働く中で、話す事が苦手でも利用者さんやご家族の話を積極的に聴くことで、安心感を得てくれていると感じるようになりました。この安心感が信頼関係の基盤となり、他の職員には言えないことを話してくれたり不安そうな利用者さんが笑顔になったりと、より良い支援に繋がっています。

聴く力で得られる事

利用者の安心感

利用者さんは、自分の話を真剣に聴いてもらえると感じることで安心感を得ます。この安心感は、信頼関係の構築に繋がり、より良い支援が提供できるようになります。例えば、利用者さんが日常の困りごとや不安を話している時に、しっかりと耳を傾けることで、「この人は自分のことを理解しようとしてくれている」と感じてもらえるのです。

ながた君

確かに自分の話を聴いてくれると
安心するし嬉しいね

ニーズの正確な把握

積極的に聴くことで、利用者さんの本当のニーズや問題点を正確に把握することができます。利用者さんが「最近、夜眠れなくて困っている」と話す場合、その背後には様々な要因があるかもしれません。具体的な症状や生活環境、心理的な要因などを詳しく聴くことで、適切な対策を講じることができます。実際にあった例として「喫茶店で働きたい」と夢を語る利用者さんがいました。話を聞く中で、その利用者さんはコーヒーを豆から挽いて作りたい、ということが分かりました。喫茶店に行ったときにコーヒー豆を挽いている店主を見て、自分もやりたい、と感じていた様です。その夢を叶えるために、コーヒー豆を一緒に買いに行き、豆を挽いてコーヒーを作った時の利用者さんの笑顔と達成感がある表情は忘れることが出来ません。 この件に関しても、話を聴かずに利用者さんのやりたいことだけを聞いていたら、本当の願いに気が付かず、喫茶店で働くための方法を模索していたかもしれません。

ちゃっぴー

利用者さんが本当の願いや思いを知るには
話を聴くことが大切です

ストレスの軽減

利用者さんが自分の気持ちや考えを自由に話すことで、ストレスの軽減にも繋がります。話すことで気持ちが整理され、心の負担が軽くなることがあります。これは、心理療法でもよく使われる技術で、「話すこと」で自身の感情や状況を整理する効果があるのです。知的障害のある利用者さんは自分の思いをうまく伝えることが出来なくて、イライラしていることがあります。利用者さんの話を聴く中で、一緒に考えを整理し、スッキリした様子もありました。

チームの連携強化

職員間でも積極的に聴く姿勢を持つことで、コミュニケーションが円滑になり、チームの連携が強化されます。利用者さんとの関係に悩んだり、あの時どうすれば良かったかな?と考えることが日常茶飯事の職場です。そんな中で職員の話を聴くことで、安心したり明日への糧になったと話す職員もいます。日頃から職員の話を聴くことで、情報共有がスムーズになり、業務の効率化も図れます。

ちゃっぴー

職員同士、仲良くする必要はないですが
話をしやすい環境は必要だと思います

実際の現場での活用例

個別支援計画の作成

個別支援計画を作成する際、利用者さんのニーズや目標をしっかりと聴くことが重要です。利用者さんが「もっと自立した生活を送りたい」と話している場合、その具体的な目標や必要なサポートを詳細に聴き取ることで、効果的な支援計画を立てることができます。支援計画を立てるときに、こちらの思いを優先して支援方法を考えてしまいがちですが、そんな時は利用者さんが生活の主人公であることを念頭に置いて、聴く力を活かして支援計画を立てています。

ちゃっぴー

個別支援計画とは、利用者さんのニーズを聞き取り
支援目標を立てることです

困りごとの解決

利用者さんが何か困りごとを抱えている場合、その問題を解決するためには、まずその背景や詳細を聴くことが必要です。「職場でうまくいかない」と話す利用者さんに対して、具体的な状況や感じているストレスを聴き取ることで、適切なアドバイスやサポートを提供することができます。

スタッフ間の情報共有

チームでの情報共有の際にも、積極的に聴く姿勢は重要です。他のスタッフが話している情報や意見をしっかりと聴くことで、全員が同じ認識を持ち、効果的に連携することができます。

ながた君

コミュニケーションが苦手というのは
話すことが苦手なだけで、聴くことは出来そう!

ちゃっぴー

僕も人前で話すことは苦手ですが
聴くことを意識することで利用者さんが喜んでくれて
仕事のやりがいに繋がっています

まとめ

人見知りでコミュニケーションが苦手な方でも、聴くことが得意であれば、障害者福祉の現場で活躍することができます。利用者さんの気持ちを聴き取り、信頼関係を築くことで、適切な支援を提供することが可能です。僕も人見知りでコミュニケーションが苦手ですが、このスキルを活かして働くことができています。
聴くスキルを磨くためには、日常生活の中で実践し続けることが大切です。経験豊富な人から学んだり信頼する人の真似をするなど、自分の聴き方を常に改善していくことで、さらにスキルを向上させることができます。
コミュニケーションが苦手と自分で思っていても、聴くことが得意な人は多いと思います。聴く力は障害者福祉の現場でとても大切な力です。障害者福祉の仕事に興味があるけど、人見知りだから・・と考えている人も、今回の記事で人見知りでも大丈夫だと感じてもらえると嬉しいです。人見知りだからこそ利用者さんに寄り添える事も多く、人見知りが長所になり得ます。ぜひ一歩を踏み出して、一緒に働きましょう。