この仕事に興味はあるけど
どんな人が向いているのかな?
障害者福祉の現場で10年以上
働いている僕が解説します!
今日は障害者福祉の仕事に興味があるけど、自分が向いているのかどうか不安に感じている方に向けて、役立つ情報をお届けします。
障害者福祉の仕事は、多くの人にとってやりがいのある職業です。
働く前にどんな人が向いているのか、具体的な特徴を知っておきたいですよね。
この記事では、障害者福祉の仕事に向いている人の特徴について、具体的な事例を交えながら詳しく解説します。
自分に当てはまる特徴が一つでもあれば、それを強みにしてこの分野でのキャリアを築くことができます。
すべての特徴を完璧に備えている必要はありません。
この記事を読むことで、障害者福祉の仕事はあなたの強みを活かせる職場だと理解できます。
障害者福祉の仕事
まずは障害者福祉の仕事について
ざっくり説明します
障害者福祉の仕事は、身体的または知的な障害を持つ人々の日常生活を支援し、社会参加を促すためのサポートを行う職業です。
具体的には、生活支援、就労支援、リハビリテーション、相談支援など、多岐にわたるサービスが提供されます。
利用者さんが自立して生活できるように支援し、彼らの生活の質を向上させることが目的です。
障害者福祉の仕事に就くためには、特定の資格や訓練が必要な場合があります。たとえば、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士などの資格は、専門知識や技術を習得するために役立ちます。また、各種の研修や講習を受けることで、現場で必要なスキルを身につけることができます。 資格が無くても働くことが出来る職場もたくさんあり、働く中でこれらの資格を取得する人もいるので、あればより良い、ぐらいの感覚で大丈夫な場合が多いです。
障害者福祉の現場では、さまざまな利用者さんに対応するための知識やスキルが求められます。障害の種類や程度に応じた対応方法、コミュニケーション技術、リハビリテーション技術などが必要です。また、チームで働くことが多いため、他のスタッフや専門家と連携しながら支援を行う能力も重要です。
障害者福祉の仕事に向いている人の特徴を、具体的な事例を交えて説明します。
障害者福祉の仕事に向いている人の特徴
僕の経験も踏まえて解説します!
1.共感力と思いやり
- 共感力: 例えば、ある利用者さんが新しい環境に馴染めず不安を感じている場合、その気持ちに共感し、安心できるように話を聞くことでサポートが可能です。その人の好きな活動や興味を引き出し、リラックスできる環境を提供することが有効です。利用者さんが不安を感じているときに、その気持ちをしっかりと受け止め「大丈夫、一緒に頑張りましょう」など声をかけることで、利用者さんに安心感を持ってもらうことが出来ます。相手の立場に立ったり同じ目線で物事を見ることが出来る人はやりがいを持って働くことが出来ます。
- 思いやり: 身体的に不自由な利用者さんが自分で食事を摂るのが難しい場合、無理強いせず、その人のペースに合わせてサポートします。利用者さんが自尊心を持ち続けることができるよう、できるだけ自立を促すサポートを心がけます。例えば、利用者さんがスプーンを使うのが難しい場合、手を添えて食べやすい様に工夫することで、自立心を尊重しつつサポートします。相手の気持ちに寄り添って考えることが出来る人は、この仕事に向いています。
相手の立場に立って考える事が出来る人は
向いているんだね
2.コミュニケーション能力
- 傾聴力: 利用者さんやその家族の話をよく聞き、理解する能力が必要です。例えば、ある利用者さんの親が子供の将来について心配している場合、その不安を真摯に受け止め、具体的なアドバイスや情報を提供することで、親の安心感を高めることができます。ご家族が「うちの子が将来どうなるか心配です」と相談してきたときに、じっくり話を聞き、「このようなサポートがありますよ」と具体的な情報を提供することで、安心感を与えられます。 利用者さんの思いや悩みを聴く力も大切です。アドバイスは出来なくても話を聴くことで安心して日常生活を送ることが出来る場合もあります。
- 伝える力: 新しい支援方法を導入する際、他のスタッフにその方法を正確に伝え、共通理解を得ることで、統一された支援を提供できます。利用者さんにとってその支援をすることでどうなるのか、メリットやデメリットを伝える力は大切です。普段から職員同士でコミュニケーションを取り合い、日々の引き継ぎや気付きを伝え合う事が必要です。
利用者さんや職員とのコミュニケーションが
必要なんだね
3.観察力と洞察力
- 観察力: 普段と違う行動をしている利用者さんに気づき、その原因を探ることで早期に問題を発見し、適切な対応を取ることができます。例えば、ある日、いつも明るい利用者さんが急に元気がない場合、その背景にあるストレスや体調不良を早期に察知することが大切です。利用者さんがいつもより静かであることに気づいたら、体調不良やストレスの可能性を考え、早めに対応することが必要です。特にコロナ禍では普段との違いがあれば、すぐに看護師に診てもらうなど、早めの気付きが大切だと感じました。
- 洞察力: 利用者さんが頻繁に同じ質問を繰り返す場合、その裏にある不安や混乱を理解し、安心感を与えるためのサポートを提供します。利用者さんが「今日は何をするの?」と何度も聞く場合、その背後にある不安を察知し、安心感を与えることで、繰り返しの質問が減ることがあります。実は家庭でトラブルがあったり数日後のショートステイが不安だったりと、利用者さんが伝えている事とは直接関係ない事が不安で、何度も同じ質問をしていた利用者さんもいました。うまく言葉を話すことが難しい利用者さんを洞察する力は大切です。
気付ける事が大切だね
4.柔軟性と忍耐力
- 柔軟性: 予定していた活動が急に変更になった場合でも、別の適切な活動を提案し、利用者さんがストレスを感じないように対応します。例えば、予定していた屋外活動が雨で中止になった場合、室内で楽しめる代替の活動を提案し、利用者さんが楽しめる環境を提供します。日々の中でも、利用者さんの体調や気持ちによって予定が変わることは日常茶飯事です。常に代替案を用意しながら、よりよい選択をしていく事が必要です。
- 忍耐力: 利用者さんの進歩がゆっくりであっても、そのペースに合わせて支援を続けることで、最終的に大きな成果を得ることができます。利用者さんが新しいスキルを習得するのに時間がかかる場合でも、焦らずに継続してサポートすることで、少しずつ進歩を実感できます。小さな出来た、を積み重ねることや一緒に歩むことが出来る人は、この仕事に向いています。変化がないように見えても、利用者さんは少しずつ成長しています。急いで結果を求めず、計画を立ててじっくりと支援する必要があります。
自分が思った通りにいかないことが多々ありますが
それが楽しくなってきますよ。
5.自己成長意欲
- 成長意欲: 新しいリハビリ技術やコミュニケーション方法を学び、それを現場で活かすことで、より効果的な支援を提供することができます。例えば、新しいコミュニケーション方法を学び、それを実践に取り入れることで、利用者さんとのコミュニケーションがスムーズになります。学習をし続ける事が大切で情勢や制度の事、利用者さんのことなど常に学び続ける必要があります。知識がつくことに楽しさややりがいを持てる人は向いていると言えます。
自分のためにも利用者さんのためにも
勉強を続ける事が大切で、成長したい人に向いている職種です。
まとめ
障害者福祉の仕事に向いている人の特徴として、共感力と思いやり、コミュニケーション能力、観察力と洞察力、柔軟性と忍耐力、自己成長意欲が挙げられます。
これらの特徴のうち、一つでも当てはまるものがあれば、その特性を活かして障害者福祉の仕事で活躍することができます。
障害者福祉の仕事は自分の特性を活かし、利用者さんと共に成長していくことができる場です。日々の支援を通じて利用者さんの生活が少しずつ向上していく様子を見ることが、大きなやりがいとなります。
もし、あなたが障害者福祉の仕事に興味があるなら、まずは一度、施設の見学に行ってみてください。現場の雰囲気や具体的な業務を知ることで、自分に合っているかどうかを実感できるはずです。最初の一歩を踏み出して、ぜひ一緒に働きましょう。
特別なスキル、というよりは
誰もが持っている人間らしさ、が大切なんだね
結論、誰にでも向いている仕事です。
好きや得意を活かすことの出来る職場ですよ。
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